突然、「模様替えがしたい!」と思うことがあります。
そうなると、もう止まりません。
家も会社も、「ここを変えたらもっと使いやすいかな」「こんな空間にしてみたいな」と、次々にアイデアが浮かんできます。
実は、模様替えは私の一番の趣味です。
何年も同じ部屋で過ごすなんて、私には考えられません。
家具を動かしたり、本棚を作ったり、小物を入れ替えたり…。
「今度はこんな部屋にしてみよう。」
「この家具をこっちへ移動したらどうかな。」
そんなことを思いつくと、じっとしていられません。
「早くやってみたい!」
その気持ちが勝ってしまい、気が付くと家具を動かし始めています。
これまでにも、本をたくさん集めて図書館のような部屋をつくってみたり、反対に思い切ってすべて処分してスッキリした空間にしてみたりしました。
「図書館で暮らすような家にしたい。」
「ノリタケのイオンにある蔦屋書店のように、本に囲まれながらゆっくり過ごせる空間にしたい。」
「ハーブに囲まれて暮らしたい。」
「リビングとウッドデッキを一体につなげたい。」
そんなアイデアは次から次へと浮かんできます。
そして、思いついたことは、ほとんど実際にやってきました。
どれも満足するまで楽しみます。
そして、しばらくすると、また新しいアイデアが浮かんできます。
「さて、次は何を変えようかな。」
そんなことを考えているうちに、また模様替えが始まります。
この繰り返しです。
ただ、一つだけ問題があります。
お金がかかることです。
本当は、ラシックや無印良品にあるような家具を見ると、「いいなあ、欲しいなあ」と思います。
でも、「私はまた模様替えをするだろうな」「いつか捨てるかもしれない」と考えると、高価な家具にはなかなか手が出ません。
結局、気軽に買い替えられるIKEAの家具を選んでしまうこともあります。
でも、それでいいと思っています。
私にとって家具は、一生使うものではなく、その時々の暮らしを楽しむためのものです。
暮らし方が変われば、家具も変わっていい。
だからこそ、気軽に模様替えを楽しめるのだと思います。
模様替えが好きだから、暮らしを考えることも好きになりました。
「こんな家だったら毎日がもっと楽しくなる。」
「こんな空間なら、家に帰るのが楽しみになる。」
そんなことを考えながら、家づくりをしています。
家づくりは、建物を建てることが目的ではありません。
その家でどんな暮らしをするのか、どんな時間を過ごすのかを考えることが、一番大切だと思っています。
家は建てたら終わりではありません。
家具を動かしたり、本棚を増やしたり、植物を飾ったり…。
住む人と一緒に少しずつ変化し、暮らしを楽しめる場所であってほしいと思います。
だから私が目指しているのは、模様替えが楽な家です。
家具を動かしやすく、レイアウトを変えやすく、家族構成や暮らし方が変わっても柔軟に対応できる家。
住み始めてからも、「さて、次は何を変えようかな」と楽しみながら暮らせる住まいです。
そんな住まいを、これからもお客様と一緒につくっていきたいと思っています。

