屋根とは、
建築物の上部を覆うものです。
屋根は、雨・雪・露や日射・熱・暑・寒・冷などから屋内を守り、
快適な室内空間を保ちます。
また、屋根は、外壁や基礎の部分など、
建物の重要な部分を保護する役割もあります。

住宅の屋根は、カタチ(形状)や素材により、耐久性や機能性が変わります。
外観も重要で、外壁とともに屋根は、家の外観の印象となり町の景観にも影響されます。
屋根を選ぶときに屋根の素材と形を決めなければなりません。

そこで今回は、屋根のカタチ(形状)をお伝えします!

【目次】

屋根の構造

勾配
④地域性
⑤太陽光パネル
⑥屋根のカタチの種類
⑦切妻屋根(キリヅマヤネ)
⑧寄棟屋根(ヨセムネヤネ)
⑨陸屋根(リクヤネ・ロクヤネ)
⑩片流れ屋根(カタナガレヤネ)
まとめ

屋根の構造

屋根は、
構造が複雑になればなるほど、施工費用が高くなります。

単純に屋根工事の手間が増えるとともに
雨仕舞もしっかり行わないと雨漏りの可能性が大きくなるからです。
また、完成後のメンテナンスも構造が複雑になると大変です。

屋根には、軒という部分があります。
軒は、夏の日差しを遮り、冬の日光を室内まで届ける役割があります。
また、外壁を雨風から守るという機能も備えます。

軒は、
四季のある日本の風土にあった、家づくりの知恵のひとつ
とも言えます。

日本ならではの建物ですと軒が深いほど高級感があると言われております。
また最近は、スタイリッシュなデザインで軒の浅い家づくりが人気です。
しかし、軒の浅い家は、雨風を防ぐ機能が低く、軒先と外壁の間から、
雨漏りを起こすリスクが高いと言われております。

勾配

勾配(傾斜角)も屋根の機能に影響がある重要なポイントです。
勾配が急だと家の高さが高くなり、軒は低くなり、
居室空間が取りにくくなるかもしれません。

逆に勾配が緩いと、雨水が流れにくくなります。
屋根勾配は、建物に対して、適切な角度が必要です。

地域性

冬に雪が積もる地域で屋根に雪が積もる場合は、
雪が自然に落ちる状態が理想と言われております。

できるだけシンプルで大きな勾配の屋根が良いでしょう。
しかし、周囲に雪を落とすスペースがないような場所では、
雪が落ちない形の屋根を検討しましょう。

夏の暑さが激しい場合は、暑さを和らげるために、
大きな勾配の屋根を採用するケースがあります。
風の影響が多い、台風が多発する地域や、海岸沿いの地域では、
風の抵抗の少ない、勾配の緩い屋根が理想です。

太陽光パネル

最近は、省エネ住宅の人気から、太陽光パネルを設置するケースが増えており、
設置する場所を確保するため、南向けに大きな面積がとれ
勾配が緩い屋根(主に片流れ)が採用されています。

屋根のカタチの種類

ここからは屋根のカタチの選び方をお伝えします。
今回は、20種類以上あるといわれる屋根のカタチの中で、
特に人気のある4種類を紹介いたします。

切妻屋根(キリヅマヤネ)

大きな棟から本を開いて逆さまにかぶせたような形状の屋根です。

メリットは、
構造が単純なので、施工費が比較的安いことと
和風・洋風にどちらのタイプの住宅にも合わせやすいことです。

デメリットは、
個性が出しにくいことと
直射日光や雨の影響を受けやすいことです。

メンテナンス性は、
単純な構造なので、雨漏りはしにくいと言われております。
太陽光パネルは、南の面に設置できると発電効率が良いです。

木造住宅での採用が多く、町でよく見かける人気の屋根です。

寄棟屋根(ヨセムネヤネ)

中央にある大きな棟から四方に傾斜面がある屋根です。
切妻屋根と同じように和風・洋風の住宅のどちらにもデザインてきに合います。

また、切妻屋根より、外壁の面積が減るので、耐久性が高いです。

メリットは、
雨を四方に流せることと耐風性が高いです。

デメリットは、
屋根裏がせまいので、通気性に難があることです。

メンテナンス性は、
棟が多いので雨漏りのリスクは低くありません。

太陽光パネルは、設置面積を確保しにくい場合があります。
こちらも木造住宅で、よく見かける人気の屋根です。

陸屋根(リクヤネ・ロクヤネ)

ビルのような平らな屋根ですので、平屋根(ヒラヤネ)と呼ばれます。
直線的なので、モダンでシャープな外観になります。

メリットは、
屋上を活用できることです。

デメリットは、
勾配がかなり緩いので、排水性が悪くなります。
また、屋上を利用できますが、防水に関してのケアが必要です。

メンテナンス性も
雨漏りのリスクを考えると定期的な防水塗装が必要です。

太陽光パネルは、斜めに設置するので架台が必要です。
木造でも可能ですが、防水を高めることが必須で基本的に鉄骨造に向いております。

片流れ屋根(カタナガレヤネ)

一方向にのみ傾斜がついている屋根です。
シャープな印象になり、デザイン性も高く近年人気があります。

メリットは、
斜線規制に対応しやすいことと見た目がスタイリッシュなことです。

デメリットは、
屋根のないほうの外壁は、雨や直射日光の影響が受けやすいことです。

メンテナンスは、
構造が単純なので、雨漏りの影響は少ないのですが、
雨や雪が片方に集中するので、雨どいなどに負担がかかりやすいことです。

太陽光パネルは、
設置面積が広く、屋根の中では、もっとも適しております。

最近のデザイン性の高い木造住宅では、よく見られる屋根のカタチです。

まとめ

今回は、日本の住宅の屋根のカタチを屋根の構造部分から
代表的な4つのカタチをお伝えしました。
他にも十数種類以上の屋根のカタチが存在しますが、
今回紹介したのは、比較構造が単純な屋根です。

他の屋根は、構造が複雑になり、施工費が高くなり、
雨漏りなどのリスクも上がります。

また、複雑な屋根は、見栄えが良いことなどもあり、
個性も出せますので魅力的ですが、災害の多い日本では、
(特に歴史的災害の多い近年では)更にリスクが高まり
後々のメンテナンスに影響することもあります。

屋根の構造は、より単純なものを選び、
屋根の素材にこだわることも選択のひとつかもしれません。

最後に家に住む本来の目的は、
外の天気から住む人を守ることです。

屋根は、このことに大きく影響しますので、しっかり考えて決めましょう。

それでは、また!!




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では、また次の家でお会いしましょう!

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