ゆうたろう日記です。

少し文章が長いですが、お読みいただければ嬉しいです。

24時間換気ついて

2003年より建築基準法ですべての居室には24時間換気が義務付けられています。

24時間換気は昔のホルムアルデヒドによるシックハウス症候群対策として義務付けられたもので、

各居室の空気を1時間に半分入れ替えるという基準(0.5回という基準)です。

しかし、現在ではほぼ全ての建材はホルムアルデヒドなどが少ないフォースター(F☆☆☆☆と言う記号入り)ですが、家具等には基準がないため規制が残っています。

住宅での換気方式では、浴室に24時間換気タイプの換気扇を設置するのが一般的です。

常に浴室内が換気されるためカビ予防につながるからです。

その24時間換気扇に向けて、各室につけられた換気口(直径100ミリのものが一般的)から、

ドアのガラリや、ドアの下のアンダーカットから

空気が通り各室の換気を行う仕組みです。

ちなみに換気回数と言うのは1時間にその部屋の容積の何倍の空気を取り入れるかという指標で、

換気量を室容積で除した値となります。

換気回数0.5回/hというのは、1時間でその部屋の体積の半分の空気を取り入れることであり、

2回/hは部屋の体積の2倍の空気を取り入れることです。

24時間換気の換気扇の必要能力を具体的に算出するには、

床面積が120㎡で平均天井高2.5メーターとすれば、150㎥/時間の能力を持った換気扇で

あれば良いことになります

(120 ㎡× 2.5m×0. 5回= 150㎥/h)。それには浴室や洗面室、トイレの換気扇で150㎥以上のタイプのもの

(天井換気扇のパネルの大きさが一般的に27から30センチ角の大きさのもの)

で24時間換気対応なら、

能力を見合うものとわかります。

家庭内感染症防止のため換気能力を上げるには、レンジフードを強にしてつけっぱなしにすれ

400から500立米/時間になり3倍の換気能力になりますので、

計算上は1時間に1.5回(20分に1回)の空気が入れ替わることになりす。

そのためにはガスレンジを使用していない時は、レンジフードの設置されている部屋に取り付けられている

レンジフード用の大きな給気口(直径15センチ程度)を半分ぐらい塞いで給気量を抑えた方が

各部屋の換気が進むと思われます。

LDKだけを考えるなら「中」でも5回から8

の換気回数になります。

ある実験では、室内の汚染空気を99%除去するには、一時間あたりの換気回数が12回以上23分、

6回以上で46分、

4回以上で 69分というデータがあり、

6回以上を目標とすることを執務室や教室で推奨していますが、

一般の住宅では難しいのが現実です。

厚労省は「対角にある2方向の窓を1回につき数分間全開し、

1時間に2回以上の換気回数を確保しましょうと推奨しています。

長い文章をお読みいただきありがとうございます。

空気の入れ替えは今は大事な時です。

換気を意識して行いましょう

ゆうたろう日記でした。