こんにちは。
現場監督の鈴村です。
来週にかけて本格的な梅雨の天気が続きそうですね、、、
建築のお仕事をさせて頂いていると「雨」が工事に影響して大きく予定が変わってしまうことがよくあります。建築して頂くお客様へはそういった季節柄の事象も加味してご案内をさせて頂くようにしていますが、相手は「自然」なのでなかなか思い通りにいかないこともあったりします。
そんな天気の影響に左右される工事として「基礎工事」を少しご紹介させて頂きます。
ご契約いただいてから、地盤調査を経て基礎工事に入っていくのですが、もちろん屋根もないので雨が降れば作業効率が悪くなったり工事の内容によっては延期しなければならない工程もあります。
特に雨を避けたいのが「コンクリートの打設」です。ぱらぱら程度の小雨なら問題ないかもしれませんが、本降りになってくるとコンクリートの硬化に必要な水分量が変化し強度への影響が懸念されます。
雨が問題ないタイミングは ・コンクリートの打設前 ・コンクリート打設後 ・コンクリート打設後に水が溜まっている 等があげられます。
お客様から質問を頂くこともあるのですが、上記の場合は全く問題ありません。特に夏場などは急激な乾燥を防ぐため散水等で濡らすこともあるぐらいなんですよ。
ただ雨が溜まっていると次の工程のまえに水を出す必要があるので一苦労なんですが、、、(笑)
また、弊社の基礎は基本仕様として「一発打設」を採用しています。
一般的には
このようにベースを打って数日後固まってから、立上りの型枠を設置して再度打設します。
そして、一発打設とは
お気づきになられましたか? 立ち上がりの枠が浮いていますよね? このように専用の部材を使用してベースの鉄筋のコンクリートのかぶり厚さを確保しつつ一体として打設が出来るようにしています。メリットは一体で打つことで打ち継ぎ部分がなくなり強度もあがります。また一回のコンクリート打設期間が省かれるので工期の短縮にも貢献しています。
現場状況(一定以上の高低差等)や一部の仕様(基礎断熱)によっては、ご相談の上で2発打ちを採用させて頂く現場もありますが、「一発打設」を基本工事とさせて頂いています。
見て頂ける機会がありましたら是非弊社の「こだわり」を見学に来てください。
まだまだ雨が続きそうですが、気持ちは「さわやか」を心がけて業務に励もうと思います。
鈴村の「S」は「さわやか」の「S」、、、なんて言ってもらえるといいなぁ(笑)
皆さんもジメジメに負けずはりきっていきましょう!!
それではまた。